波乗りのために早起きをした朝、海上がりに仲間と食べる朝食は、どうしてあんなにも美味しいのだろう。
ビーチやサーフィンを愛する人にとって、「朝の時間」は1日を決める特別なもの。もしあなたが今、海から離れた名古屋の中心地にいたとしても、あのレイドバックした心地よい朝の空気感を味わえる場所がある。
名古屋の自転車好きで知らない人はいない名店「CIRCLES(サークルズ)」の一角に構える、「EARLY BIRDS BREAKFAST(アーリーバーズ ブレックファスト)」だ。

サーフカルチャーにも通じる、アメリカの「朝のライフスタイル」を輸入する
この場所は元々「CIRCLES」のガレージであり、現在の店主であるケイタさんが、仲間たちに手作りのご飯を振る舞っていたことから始まった。
お店が誕生する決定的なきっかけとなったのは、ケイタさんのアメリカへのリサーチ旅。「CIRCLES」代表の田中さんとの出会いを経て現地の自転車ビルダーを訪ね歩く中で、彼はアメリカの人々の「朝の過ごし方」に強烈な衝撃を受けたという。
朝早くから仲間と集合し、ダイナーで朝食を囲み、少し仕事をしてからそれぞれの1日へと散っていく。それは、良い波を求めて夜明け前に集まり、海上がりにコーヒーとブレックファストで冷えた体を温めるサーファーたちのルーティンにもよく似ている。
日本ではまだ馴染みの薄かったこの「食事以上の豊かな時間」を、単なるメニューの再現ではなく、“ライフスタイルの輸入”として形にしたのが「EARLY BIRDS BREAKFAST」なのだ。
海上がりに頬張りたい、こだわりの「BREAKFAST PLATE」
波乗りやライドなど、朝からアクティブに動く人々の胃袋を完璧に満たしてくれるのが、看板メニューの一つである「BREAKFAST PLATE」だ。
グレービーソースがたっぷりとかかった自家製ビスケットに、ポテト、ソーセージ。そして卵は、スクランブル、サニーサイドアップ(目玉焼き)、ターンオーバー(両面焼き)から好みの焼き方を選ぶことができる。
ケイタさん曰く、「1エッグのメニューは日本人の胃袋に合わせて作りました。アメリカのダイナーだと3エッグとかが普通ですからね(笑)」とのこと。もちろん、本場さながらに3エッグまで追加することも可能だ。
現地のダイナーのラフで温かい空気感を残しつつ、私たちの日常にさりげなくフィットするようローカライズされたプレート。一口食べれば、まるでカリフォルニアの海沿いにあるローカルダイナーにトリップしたかのような新鮮な気持ちをもたらしてくれる。
変わらない日常の先にある、ローカルコミュニティの形
日々、極上の朝食とルーティンを提供し続ける一方で、ケイタさんは外へのチャレンジも忘れない。
KAKUOZAN LADERとの共同出店形態「SNEAKS」や、自身で企画・運営を行う「WONDER HOPPER」というイベントも展開。自転車のライド旅と食事を1日通して楽しむこの企画は、まさに自然と遊び、仲間と食を共有する横乗りカルチャーのマインドそのものだ。
開業から10年以上が経ち、お店はすっかり街の風景に溶け込んだ。 「元々、親御さんに連れられて来ていた常連さんの子どもが大きくなって、今うちのスタッフとしてバイトしているんです。地域密着を目指したというより、気づいたら地域密着になっていた(笑)」とケイタさんは笑う。
世代を超えて愛される海辺のサーフショップのように、ごく自然に人々の生活の一部となっている「EARLY BIRDS BREAKFAST」。
海に行けない週末も、仕事前の平日の朝も。ここへ来れば、いつだって最高の1日をスタートさせるエネルギーをチャージできるはずだ。

店舗情報
EARLY BIRDS BREAKFAST(アーリーバーズ ブレックファスト)
- 住所: 〒460-0012 愛知県名古屋市中区千代田4-14-20
- 駐車場: 2台分有り
- 電話番号: 052-888-0550
- 営業時間: 7:00〜15:00
- 定休日: 水曜日・木曜日(+イベント出店時)